胸を大きくする力をもつ女性ホルモン。
それに加えて美と健康、体調や感情にまで影響を与えます。
小学生のころから20年以上胸が大きなことに悩み続けてきたIカップの主婦です。
同時に生理痛やPMSにも悩んできたから、女性ホルモンについてはかなり勉強しました。
胸が大きなひとでも女性ホルモンを整えることで、むくみにくくなったりバストに張りが出て、結果胸を小さく見せることもできます。
ただ読む時間がないよってひとは、これだけ!これだけ覚えておいてください↓
女性ホルモンは体調や感情、不妊に直結する大事な成分だから、多く出すぎても少なすぎてもダメ!女性ホルモンのバランスを整えてくれる大豆製品を、胸が大きなひとも毎日食べた方がいい!
胸を小さくしたいから女性ホルモンを減らすなんて矛盾している
胸を小さくする方法をいろいろ調べていると、ネットにこんなことが書いてありました。
- 大豆製品をとるのを控える
- 女性ホルモンを抑制する食べ物をとる(ブロッコリーとか)
どちらもエストロゲンといわれる女性ホルモンを少なくしたら胸が小さくなるといっています。
確かに女性ホルモンがたくさん出始めた思春期のころ、胸は大きくなっていきました。
それは女性ホルモンが乳腺を発達させ、乳腺を守るために脂肪もつけなさいと身体に命令したから。
でも思春期の頃から40~50代で生理が止まる(閉経)まで、女性ホルモンは身体から出続けています。
女性ホルモンは美と健康を保ち、妊娠できる身体にするためのものだから、胸を小さくするためだけに女性ホルモンの量を減らすなんてしたら、肌はカサカサ、髪に艶はなくなって、骨は弱くなるし生活習慣病にもかかりやすくなります。ついでに女性らしいボディラインも失われます。
胸の大きさも1~2カップは変わるかもしれないけど、そのために払う代償としては大きすぎます。
女性ホルモンと胸の大きさについて
乳房はおおざっぱにいうと乳腺という母乳をつくるところと、乳腺を守る脂肪からできていて、その割合は乳腺:脂肪=1:9といわれています。
確かに思春期のころはおっぱいは大きくなっていったけど、大きくなり続けるかというとそうではなくて、ある程度の大きさで成長は止まります。
胸が大きなひとは乳腺がすごく発達しすぎているというより、胸に脂肪がつきやすい体質だからといえるでしょう。
勘違いしているひとも多いのですが、胸が大きなひとは女性ホルモンがたくさんでているひとではないんです。
現に私が過度のストレスで生理が止まったときでも、特に胸は小さくなりませんでした。
女性ホルモンの働きと重要性
女性ホルモンとは脳からの指令をうけて卵巣から分泌される物質のことで、女性らしさをつくるエストロゲンと妊娠をサポートするプロゲステロンの2種類からなります。
この2種類のホルモンが毎月交互に出ることによって、女性は妊娠することができます。
妊娠していなければ毎月生理がきてリセットし、妊娠するまでそれは繰り返されます。
ここからは2種類の女性ホルモンの働きをみていきますね。
女性の健康と若々しさを守ってくれるエストロゲン(卵胞ホルモン)
生理が終わったあと1週間ぐらいの間におおく分泌されるのがエストロゲンです。
胸を大きくする作用もあるのですが、骨や血管を強くしたり、代謝をよくしたり、肌のハリや潤いを保ったり、髪をツヤツヤにしたり、生活習慣病にかかりにくくしてくれたり……と「女性の健康と美」を支えてくれています。
排卵の前後か一番妊娠しやすい時期だから、それに合わせて女性はキレイになるようにできているんですね。
この時期は肌の調子も良く、代謝が高まるので脂肪が燃焼されやすくダイエットには最適です。
妊娠をサポートするプロゲステロン(黄体ホルモン)
次に排卵の時期から生理がくるまでの約2週間に分泌されるのがプロゲステロン。
これは妊娠を継続させるためのホルモンなので、体温が高くなって卵を育てる準備をします。
妊娠していれば体温は高いまま、妊娠していなければプロゲステロンは出なくなるから体温は下がります。
このことから毎日基礎体温を測っていれば妊娠しやすい時期がわかったり、きちんと排卵をしているかどうか、女性ホルモンがバランスよく分泌されているかどうかまでわかるんですよね。
少しそれましたが、プロゲステロンには水分をためこむ性質があるので、むくみや乳房の張り、便秘に悩まされるのもこの時期。
覚えておきたい女性ホルモンによる体の変化(月経周期28日の場合)
- 月経開始1~7日目
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- 生理中はエストロゲンもプロゲステロンも少ないリセット期
- 生理痛がひどい(鎮痛剤を3日以上飲む)、経血の量が多い(昼間でも夜用ナプキンが必要)なら一度病院へ
- 8~14日目【エストロゲンが多い】
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- ダイエットに最適な時期
- 脳が活性化してやる気がでる
- 一番女性がきれいに見える
- 15~28日目【プロゲステロンが多い】
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- 体温が高くなる
- むくみやすい
- 便秘や肌荒れになりやすい
正常な月経周期は25日~38日です。
妊娠を望むひとも望まないひとも、基礎体温を測って自分の身体の変化のパターンを知ることはとても大切。
基礎体温とは、目が覚めて起き上がる前に測る体温のこと。
専用の基礎体温計が必要で、口の中に体温計を入れて測ります。
薬局で1,000円ぐらいから売っていますが、今は>簡単にスマホに転送してアプリでグラフまで作れる機能がついた基礎体温計が3,000円ぐらいで買えるから、そっちがおすすめ。
こんなの。毎日測るものだからなるべくストレスなく簡単に完了するものを選んでね。
女性ホルモンとPMS(月経前症候群)
こんな症状を自覚したことはありませんか?
- イライラしたり怒りっぽくなる
- うつうつして気分が落ち込む
- 情緒不安定になる
- むくみやすい
- 乳房が張ったり痛くなる
- 肌があれる
- 酷い眠気におそわれる
- 頭痛がある
- 甘いものが無性に食べたくなる
だいたい生理が始まる1週間ぐらい前から症状が出てきて、生理がくるとスーッと消えるならPMSかもしれません。
PMS(月経前症候群)とは、女性ホルモンが正常に働いているからこそ起こる身体や精神の不調のこと。
女性の約6割が悩んでいるといわれていますが、自覚していないひとも含めるとかなりの数になりそうです。
なぜこのような症状があらわれるのかまだ詳しいメカニズムは判明していませんが、おそらく2種類の女性ホルモンが上がったり下がったりする変動に弱いひとが不調に悩まされるのではないかといわれています。
社会人になって基礎体温をつけるようになってからこれはPMSだとわかって、気持ちが楽になった覚えがあります。
イライラしたり体調が悪くなるのは女性ホルモンが原因とわかれば、対処法があります。
- 基礎体温をつけて自分のパターンを知り、この時期は無理をしない
- 大豆製品を食べて女性ホルモンのバランスを整える
- 病院で薬(ピルや漢方)を処方してもらう
「そろそろ来るな」とわかっていれば、大切な予定はずらしたり、「イライラしやすい時期だからごめんね」と周囲に理解を求めることができます。
また大豆製品に含まれる大豆イソフラボンはエストロゲンに似た働きをするので、PMSの症状が改善したとの報告も。
あまりに症状がひどい場合は、基礎体温を最低1ヵ月測ってみてから産婦人科に相談にいくといいですよ。
PMSで悩んでいるひとは多いから、妊娠していなくても産婦人科に通うひとはたくさんいるので安心してください。
ピルとは
ピルとはエストロゲンとプロゲステロンが少しずつ入ったお薬のことです。
プロゲステロンは妊娠を継続させるホルモンなので、ピルを飲むことで身体は自分が妊娠していると錯覚します。
妊娠中は次の妊娠がおこらないようになっているから、毎日飲むことで妊娠の確率が限りなく低くなり、女性ホルモンの波がなくなるので、PMSの症状もあらわれません。
大豆イソフラボンで女性ホルモンのバランスを整えよう
でも病院に行くのはハードルが高いんです!
そこでおすすめなのが大豆イソフラボンを毎日とることです。
大豆イソフラボンとは大豆に含まれる抗酸化成分のことで、納豆・味噌・豆腐・豆乳・きな粉などから手軽にとることができます。
美と健康の守護神エストロゲンは、卵巣から分泌されると体のあちこちに「骨を強くしなさい!肌をみずみずしく!やる気を出させなさい!」と命令しにいきます。
大豆イソフラボンはそのエストロゲンと似た働きをしてくれるんです。
エストロゲンが少ないときはかわりに大豆イソフラボンが働いてくれるし、多く出すぎているときにはエストロゲンと一緒になって働くから、脳が「エストロゲンそんなにいっぱい出さなくてもいいんじゃん」って判断して量をバランスよく調整してくれます。
大豆イソフラボンはあるていど体に吸収されて、残りは身体にとどまらずに尿からでていってしまうから、毎日食べないと意味がありません。
毎日の食事にお味噌汁や豆腐料理をとりいれて、意識的に大豆イソフラボンをとるようにしましょう。
でもたくさん大豆製品を食べても、日本人の2人に1人は効果が出にくいと最近の研究結果でわかりました。
エクオールを直接とって大豆イソフラボンの効果を高めよう
実は大豆イソフラボンは、腸内のエクオール生産菌と呼ばれる腸内細菌で代謝されて「エクオール」という成分になったときに最もパワーを発揮します。
ただしその「エクオール生産菌」を腸内に持っているのが50代で50%、20代で20%のひとだけという研究結果が!
20代女性の5人に4人は大豆製品を食べても、そのパワーを十分に発揮できないということ。
大豆製品を毎日食べていても効果がなかったひとは、すでに大豆イソフラボンを発酵させた「エクオール」がサプリメントになっているので試す価値はあります。
エクオールのサプリメントってどんなもの?
最近出始めた商品だから、一番女性ホルモンが減少する40代以上のひと向けにパッケージは作られていますが、若いひとがとっても問題ありません。
20代、30代のひとがパッケージで損をしてしまわないようにPMS対策ようの「エクオール」のパッケージも作ってほしいですね!
副作用とか気になるひともいるかもしれませんが、サプリメントって本当に安全基準が厳しくて、そんなにたくさんの成分は入っていません。
でも今まで「エクオール」を作ることができなかったひとが飲めば、効果は十分期待できます。
エクオールは薬局でも買えるけど通販がお得
私も普段サプリメントは飲まないのですが、大豆製品はけっこう食べているのにPMSの症状はかわらないからエクオール飲み始めました。
薬局で売っているのもみたのですが、やっぱり定価販売だったから、大塚製薬の公式サイトから買いました。
初回半額で、2回目以降も10%オフで買えるからおもいきって定期購入に。
4ヶ月定期購入して効果がなかったら全額返金してくれるのも、自信をもって商品を作っているんだなと期待度が上がりました。
大豆イソフラボンの実験でも3カ月試してPMSの症状が和らいだひとが多いから、続けて飲んでみます。楽しみ^^
大きな胸と女性ホルモン
胸が大きいのは自分のせいじゃないのに、他人の視線が怖くなったりオシャレを楽しめなかったりと落ち込むことが多い学生時代でした。
でも女性ホルモンのことを知ると「胸が痛くなって張る時期だから楽なブラをつけよう」とか、「一番胸がキレイに見える時期だからおしゃれをしてみよう」とか考えられるようになりました。
おしゃれをしたいから背筋を伸ばして体に合ったブラをつけると、ちょっと世界が明るくなったよね。
女性ホルモンのおかげで肌にハリがでて女性らしいボディラインができるんだから、20代のうちは楽しんだもの勝ち!
私も30代になってデコルテがそげて胸も垂れてきたから、がんばって女性ホルモンを補って「大きくてもキレイなバスト」を目指します^^
女性ホルモンについてもっと詳しく知りたいなら女性ホルモンの教科書を読むのがおすすめ。わかりやすかったよ。